小生が居合道を始めたのが昭和49年頃。当時勤務していた会社の仲間たちと一緒に「何か特技を持とうか、健康にもよい?」という軽い気持ちで、居合道を始めました。指導者は当時無双直伝英信流21代宗家「平井阿字齋」先生。20代と若かったこともあり、昭和52年頃には三段まで昇段しました。転勤で居合道とは疎遠となりましたが、田口阿勢齋先生の道場創設と勇退(60歳)するタイミングを機に健康のために再開しました。
十数年ぶりの浦島太郎(小生)は模擬刀が重たく、業も全て忘却の彼方でした。稽古を続けていくうちに、先生より四段昇段審査受験のオーケーをいただき、その後昇段しました。そして真剣を購入し、恐る恐る稽古を始めることに。模擬刀とは違い重たく、斬り下ろしの時など腕の負担は相当なものでしたが、一度真剣を手にすると模擬刀には戻れません。なぜか、それは真剣の魅力というか魔力というか、真剣を持って始めて心と居合道が繋がった様な気がしました。真剣は少しの気の緩みが怪我へと繋がります。しかし、居合道の基本を考え業を行えば怪我はおこりません。特に鞘引き、納刀時の左手の鯉口の位置を日々稽古することで、益々真剣の魅力にはまっていきます。やはり大切になってくるのが、稽古に集中するということです。
「居合道 北島ゲンキ塾」では、無料稽古体験を実施しております。
居合道は無理なく続けられる健康にも良い武道ですので、お気軽にご参加いただければと思います。