古武道の中の居合道は、日本の土壌で培われた修身を身につける道徳です。自身の行いを正しくするように努めるには、自分と向き合うことが大切になります。居合道の稽古の相手は自分です。自信で相手をイメージすることで、自分と向き合う時間が作れるのです。心の状態によって変化するイメージから自信を俯瞰し、研ぎ澄ませ自分と対峙します。自分と向き合うことで、毎日の生活が平穏になるような流れを作ります。
戦後修身教育がなくなり、大半の日本人は親や指導者、先輩から教わり身につけるしかない状況になりました。今悲惨な事件が起きるのも、親や指導者からの教えが適切なもではなかったことが影響しているのではないかと感じております。
居合道もやはり指導者は業だけではなく、現代にマッチした修身を長い目で教えていく事が必要だと感じております。また、業を覚えるのは強制されるものではなく、興味が出るよう指導者自身が成長し続けることが必要だと考えております。限りある年月の中で謙虚に感謝の心で取組んでいきます。
居合道を通して自分と向き合う時間を作ってみませんか?ぜひ一度稽古を体験してみてください。見学も大歓迎です。